Mac mini自動化がうまくいかない人へ。Mac miniを5台買ってOpenClawで挫折し、放置した私が、今はClaudeと壁打ちしながら3台を常時稼働させている。時間起点の考え方、MacBookでは止まる理由、1パーツずつ組む進め方とスペックの落とし穴を整理した。Mac miniを持て余す人向け。
この記事の要点
新しいMac miniが出て、手にした人も多いと思う。一方で、こんな声もよく聞く。
正直に言うと、私も同じ場所にいた。しかも、かなり派手にそこにいた。
最初にMac miniを買ったとき、私は何もできなかった。
OpenClawが流行った頃、私はApple Storeに即行で向かった。そしてMac miniを5台まとめて買った。M4の、メモリ16GB・ストレージ256GBのモデルだ。一番低いスペックである。
当時は5台を揃えることを優先した。メモリの大きいモデルは、すぐには買えない状況だったからだ。
買ってから1〜3か月ほどで、Mac miniは買えない状況になった。何ができるか分からないのに、よく5台も買ったなと自分でも思う。
社内でOpenClawを動かし、いろいろなモデルを組み合わせて入れてみた。分かったのは次のことだ。
そこで、人間の代わりに指示を出すリーダー役をAIで作った。リーダーが毎回命令すれば、人と会話しているのと同じ形になる。AI同士でやらせればいけるのでは、と考えたわけだ。
それもうまくいかなかった。結局諦めて、Mac miniは2〜3か月ほど放置していた。これが正直な話だ。
当時の私は、自動化というものにあまりイメージが湧いていなかった。何を任せればいいのか、パッとしていなかったのだと思う。
今は、Mac miniはちゃんと使えると言い切れる。
やり方は変わった。Claudeに自分の作業を入れ込み、壁打ちしながら「これを自動化して」と命令する。そうやって、Mac mini上で動く状態にしている。
自動化の根本は、何かを起点に動くことだ。起点には、たとえば次のようなものがある。
Mac miniは常時起動しておける。だから時間軸を設定しておけば、その時間に作業が始まる。ここがMac miniを使う一番の理由だ。
MacBookでもできる、と言う人もいる。私は難しいと思っている。
何度も試したが、できなかった。スリープモードに入ると、作業が止まってしまう。
開きっぱなしにしておけばいい、という意見もあるだろう。それでも止まった。MacBookで24時間動くAIを作るのは、正直かなり難しいと感じている。
だから、自動化したいならMac miniを買ったほうがいい。ただ、買った人もうまくいっていない可能性は高いと思う。理由は次の章に書く。
AIを入れればドカンと自動化できる、は無理だ。これは断言する。
私も昔はそう想像していた。よくある勘違いだと思う。
実際にやることは地味だ。
今は毎日、Mac miniを3台稼働させている。自分の作業がなるべく自動で進むように、フローを整えている。
たとえばYouTubeの発信がそうだ。私が喋って収録した素材をパソコンに入れれば、あとはMac mini上で編集が進む。仕上がったら投稿する。
投稿した後は、喋った内容をnoteの記事にして載せる。運営しているAI駆動研究所というメディアにも載せる。
さらに、短い版を流す流れも足した。AIで分かりやすく作り直した版を作って投稿する流れも組んでいる。
この流れは、1パーツずつ組み立てないとできない。システムをドカンと作れる気がしても、ワークフローはそう簡単に組めない。
皆さんの作業も、きっとそんなに単純ではないはずだ。この時はこう、この時はこう、この時はさらにこれも、と命令を重ねていく。結局、時間がかかる。
簡単には組み上がらない。ここが一番大事なところだ。
だからMac miniを買った人には、諦めないでほしい。買ったこと自体が素晴らしい一歩だ。そこから24時間動く状態を作ることが、次の課題になる。
自動化が増えるほど、マシンのスペックが効いてくる。
ここまで読むと、Mac mini 1台あればなんとかなる、と思うかもしれない。正直、それは無理だと感じている。
前に「Mac Studio 512GBは必要か」で、大きな投資より常時稼働のMac mini 1台で自動化を始めるほうが効く、と書いた。その考えは変わっていない。今回はその例外で、自動化が増えてきた後の話だ。
私が買ったのは、M4・メモリ16GB・ストレージ256GBの最低限のモデルだ。読んでいる人の多くも、そこまで大きなスペックは買っていないと思う。
今思うと、ストレージとメモリ、特にメモリはしっかり積んでおきたかった。メモリが大きければ、1台で完結できる作業が増える。その1台でいろいろ動けるので、とても便利になる。
私は今、Mac miniを5台持っていて、3台を運用している。役割はこう分けた。
社長から副社長にタスクが降りてくる。副社長がそれを社員の2台に振り分けて、作業を進める。細かく指示しているので、なんとか動いている状況だ。
指揮をする社長役は、メモリ32GBのMacBook Proだ。それなりに高いスペックだと思う。
それでも先日は、メモリが逼迫して動きが遅くなった。Mac mini側に作業をなかなか渡せなくなった。
AIをいくつも同時に動かしていると、どこかで止まる原因が出てくる。1か所止まると、全体がうまく回らなくなる。
会社で自動化を進めるなら、ここは見落とされやすい。台数とスペックは、自動化の量に合わせて考えておく必要がある。
今後はMac Studioも買って、検証するつもりだ。メモリ512GBのモデルを社長・副社長・作業員のどこに置くのがいいか、試してみたい。
自動化の本質は、人がやる作業を切り分けることだ。
AIで全部が回るわけではない。絶対に人が動かないといけない作業は残る。
たとえば先ほどの発信の流れも、私が収録しないと始まらない。収録した素材をMacBookに入れる作業も、人が管理しないと進まない。
一方で、編集やサムネイル作りは、私がやる必要がほぼなくなった。人がやる所と任せる所を分ければ、任せる側はどんどん広げられる。
だからやることは、自分の作業を整理して、AIと相談することだ。相談した内容をもとに、AIでできる方法を考える。人が動くべき所は、人の作業として残しておく。
めちゃくちゃ自動化できている人は、日本でもそんなにいないと思う。新しい機能が出ました、という話をまだ追っている人が多い。
エージェントの本質を理解している人は、まだ少ないと感じている。自動化できる人が増えれば、発信の質も上がってくるはずだ。
最近面白かったのは、Claudeのアカウントの使い分けだ。私たちは6個のアカウントで、いろいろな作業をしている。
ただ、6個をどの割合で使っているか、そもそも6個必要なのかが見えていなかった。そこでMac mini上に、こんなロジックを組んだ。
これで、AIのコストを下げながら作業を回せそうだと思っている。こうした工夫の積み重ねが、運用の差になる。
Manusもよく使うようになった。月5万円ほどの請求が来て、高いのにほとんど使っていないと気づいたのがきっかけだ。
今は発信の内容から台本を作り、映像生成のモデルとManusを組み合わせて、短い版を作って投稿する流れを組んでいる。資料作成でも、画像生成のモデルをうまく使って一気に作ってくれる。
Kimi K3には100ドル入れているが、ほとんど動かせていない。
新しいモデルが出るたびに乗り換える必要はない。Geminiの新しいモデルが出ても、変えなくていいと思う。ClaudeかChatGPT、どちらかを使って自動化を進めればいい。
最終的に人がやるのは、人に会いに行くことだと思う。
私もこれから、埼玉から新潟のお客さんのところへ日帰りで向かう。わざわざ会いに行って、話をして帰ってくる。
Xで流れてきた切り抜きで、サイバーの藤田さんが「社長の仕事は人と会うことだ」と昔から言っていたと知った。成功している人の目はやっぱりすごい、と本当に思った。
今は、人と会うこと以外はほぼ無価値だと感じている。もちろん、Mac miniの構築や自動化フローを作る作業も面白いし、学びばかりだ。
それでも、自動化で空いた時間は人にしかできない所に寄せていきたい。Mac miniに任せる作業を増やすのは、そのためだと思っている。
Mac miniを自動化で回すには、作業の可視化と組み上げが欠かせない。研修では、そこを一緒にやっている。
Mac miniを買ったけれど止まっている。何から自動化すればいいか分からない。そんなときは、今の作業の状況を聞かせてほしい。無料相談はこちらから気軽に連絡してほしい。
この内容は動画でも話しています: https://youtu.be/_tDkQD9Fh0s
YouTube編集のAI自動化を、実際に毎日回している私が中身ごと書いた。撮って上げるだけで、編集・投稿から記事やnote、Podcastまで流れる。Claude Codeへの丸投げでは届かない理由、肝になるデータ化、コストと質7割の割り切り、サムネの限界も整理する。発信を続けたい経営者・担当者向け。
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