YouTube編集の自動化ツールを、2万9,800円のZIPとして売ることにした。外注をやめMac miniで2〜3時間で仕上がるようになった私が、売ると決めた本音、未完成のまま渡す理由、連携は自分で組む必要があるという限界まで書いた。Claude Codeを触れる個人・発信を続けたい経営者向け。
編集を外に頼んでいた頃は、1本仕上げるたびに1万〜2万円が出ていった。払うたびに「この内容で本当に出していいのか」と身構えていた。
今はその身構えがほとんどない。撮った素材をMac miniに入れれば、編集からYouTubeへのアップまでAIが進めてくれる。出す前に私が確認はするが、直すところはほとんどない。
この仕組みを、ZIPファイルにして売ることにした。ここでは、売ると決めた理由と、正直に伝えておきたい限界を書く。
この記事の要点
変わったのは、お金より気持ちのほうだった。
仕組みを作ったのは1ヶ月ほど前だ。それまでは編集をほとんど外注していた。1本あたりの編集費は、1万円から2万円ほどかかっていた。
毎回お金がかかると、出す内容をきちんと詰めないといけない気がしてくる。もちろん今もきちんと考えてはいる。ただ、払った分を回収しないと、という重さは消えた。
今は、話したいことが浮かんだらすぐに撮って出せる。編集の時間もかなり短くなった。
パソコンのスペックによって時間は変わるはずだ。それでも、外注していた頃や自分で編集していた頃と比べると、出すまでの距離がまるで違う。
自分で編集しても時間がかかる。外に頼めばお金がかかる。どちらにしても、出すこと自体が重い作業だった。その重さがなくなったのが一番大きい。
実は、自動化は編集で終わっていない。YouTubeに上がると、その内容から次のものが作られて出ていく。
1本撮れば、かなり多くの場所に情報が出ていく。ここまで作れたことには、自分でも少し驚いている。
売るのは、この流れの全部ではなく、編集の自動化の部分だけだ。 コラムやnote、Voicyまでの流れは、今回のZIPには入っていない。
それでも、編集の自動化だけで意味は充分にあると思っている。頭にあったのは、Mac miniを買ったのにうまく使えていない人のことだ。
Mac miniを買って何かを自動化しようとして、うまくいかなかった。あるいは、買ったまま使っていない。そういう人はかなり多いと思う。Mac miniを持て余す人に向けては、前にも書いたことがある(Mac miniの自動化がうまくいかない人へ)。
編集の自動化を入れれば、Mac miniがすぐに働き始める。そこから他の作業も自動で回していく。そのきっかけになればいいと考えた。
何を自動化すればいいか分からない、というのが一番の壁だと思う。編集は、撮った素材が入って、仕上がったものが出てくる。入口と出口がはっきりしているので、最初の題材として扱いやすい。
正直に言うと、安い値段ではないと思っている。
ただ、編集を外に頼む場合と比べると見え方が変わる。
私が今出しているものも、全部このツールで編集している。それが3万円を切る値段で手に入るなら、かなり安いと個人的には思う。
編集が面倒で、発信をしない人は多いはずだ。そういう人にこそ、まず使ってほしい。
そして、私たちの作ったものを、使う人に試してもらいたい気持ちもある。だから最初はオープン価格として、かなり安くした。反響が大きければ、値段は上げていくつもりでいる。
このツールはまだ完璧ではない。それは先に伝えておきたい。
カットの区切りが少し悪いところは、今もある。見ていて気になる箇所も、正直あると思う。
ただ、Claude Codeを使える人なら、そこは自分で直せる。たとえば「このぐらいの間合いでカットして」とClaudeに伝えると、ZIPの中身を直してくれる。文字のフォントも変えられるし、デザインもかなり自由に変えられる。
ZIPで渡すのは、この自由さのためだ。私たちはまだ完成形だとは思っていない。その完成形を、使う人と一緒に作っていけるものにしたかった。
ZIPを更新していけば、ツールは自分用に育っていく。そこから派生して別のものを作り、売る人が出てきてもいいと思っている。
使い方は単純だ。Claude CodeにZIPを入れ、素材を入れて、「編集してください」と頼む。それでほぼ完結する。
私も、出す前に直しているところはほとんどない。AIでここまでできれば、まあ大丈夫だろうと思える完成度にはなっている。もちろん、微妙だと感じる人もいるとは思う。
前に、YouTube編集の自動化はClaude Codeへの丸投げでは届かない、肝はデータ化だと書いた(YouTube編集をAIで自動化した仕組み)。その考えは変わっていない。今回は、作り込みを済ませた状態のものを渡すので、その例外になる。
ZIPを買えば全部が勝手に動く、という話ではない。
YouTubeへの投稿や、Voicyとの連携は、ZIPには含まれていない。ツール同士の連携は、それぞれの設定が要る。私が代わりに設定できるものではない。
なので、連携はClaude Codeをうまく使いながら、自分で組んでもらう必要がある。私も実際に、そうやって組んできた。
想定している買い手は、次のような人だ。
触れる人が前提になるのは、間口を狭めていると思う。それでも、触れる人にとっては自由度の高い道具になるはずだ。
困ったときのために、購入した人向けのDiscordを用意している。分からないことはそこで聞いてもらえれば対応する。こんなことができた、という報告もしてもらえるとうれしい。
一番大きいのは、気負わずに発信できるようになることだ。
以前の私は、編集費がかかる分だけ気負って発信していた。今は編集費がほとんどかからないので、好きなことをそのまま出せている。
話していると、えー、あー、と私も言ってしまう。そこをカットしてくれるだけで、それらしい形に仕上がる。それが発信のハードルをかなり下げてくれた。
会社に置き換えると、たとえば次のような話が前に進みやすくなると思う。
私は他の作業の自動化もいろいろ試している。その中でも編集は、成果が目に見えるので分かりやすい。自動化の効き目を社内に示す最初の題材として向いていると思う。
道具を入れただけで、発信が続くわけではない。
ZIPを入れれば編集はほぼ終わる。それでも、何を話すかを考えるのは人だ。どこに出すか、誰が最後に確認するかを決めるのも人だ。私も、出す前の確認だけは自分でやっている。
連携の部分も同じだ。どのツールとつなぐかを決めないまま進めると、途中で止まる。先に決めておきたいのは次の3つだ。
これを決めておけば、ツールは後からいくらでも育てられる。カットの間合いもフォントも、運用しながら直していけばいい。
完璧になるのを待ってから始める必要はない。私たち自身も、未完成のものを使いながら直している。
私たちは、編集のような作業をAIで自動化し、自分たちで運用している。編集はその一つで、他の作業もどんどん効率化している。
今回のように、Claude Codeで仕組みを直しながら育てていきたい会社には、次の研修が合うと思う。
また、11月20日には、お世話になっている会社さんと合同で、脆弱性をテーマにしたウェビナーを開く。AIを使うほど、セキュリティは気にしないといけなくなっている。脆弱性に課題がある会社や、まだ何も考えていない会社に来てほしい。
自社の作業をどう自動化するか迷っているなら、まずは無料相談で話を聞かせてほしい。
この内容は動画でも話しています: https://youtu.be/hIaeyUvIiMs
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